都市鉄道車両の構造伝搬騒音:発生源、周波数分布、対策
構造伝搬騒音は、振動が車体構造を伝わったあとで放射される騒音で、都市鉄道車両の騒音の重要な要素です。
騒音の発生源
車輪とレールの接触による振動は車両構造を伝わります。空調や電動機など車内機器の運転による振動も構造を伝わり、壁パネルや床などの構造自体の振動も騒音を生みます。
周波数分布
分布は広く、20–200 Hz の低周波の輪軸・軌道振動騒音から、1–5 kHz の高周波の機器運転騒音まであります。輪軸・軌道の振動騒音の周波数は速度と軌道状態に、機器騒音の周波数は機器の運転状態に関係します。
対策の考え方
輪軸・軌道の振動:優れた輪軸・レール材料の採用や設計改善など、接触条件を最適化して発生を減らし、水性制振塗料などの制振材で伝搬を減らします。機器騒音:機器の設計を最適化して運転振動を下げ、既存機器には制振材を取り付けます。車両構造:設計を最適化して剛性と減衰性を高め、制振材を取り付けて振動の伝搬を減らします。