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原理

振動と騒音の伝わり方

音は空気を伝わることも、機器の取付、構造、板の振動によって再放射されることもあります。まず2つの経路を分けて記録し、その上で対策位置を決めます。


分ける理由

制振塗膜が対象とするのは、板の振動が外へ放射する部分です。音が主に扉の隙間や換気経路から空気音として入ってくる場合、塗膜の効果は限られ、吸音・遮音・密閉の設計が別に必要です。経路が分からないまま塗ると、正しい材料を間違った場所に塗ることになりかねません。


見分け方

設備の運転状態ごとに、音と発生箇所を分けて記録します。たとえば起動・定常・停止、あるいは単機・併用・航行です。必要に応じて板の振動と目標位置の音を同時に測り、運転条件に応じた両者の変化を記録して、経路をさらに調べる手がかりとします。両者が連動して変化するだけでは、どちらの経路が主かは判断できません。


記録すること

設備の状態、負荷、運転の組み合わせ、音の発生箇所、そして設備と構造の接合方法、板の材質と構成です。これが塗膜をどこに施すかを決め、後の同一条件比較の基礎にもなります。


先に除外すべき問題

設備本体の緩み、摩擦、据付不良は塗膜では解決できません。まず設備の専門者が確認します。塗膜が対象とするのは、構造振動が板から放射される段階だけです。

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