高速鉄道車内の騒音源と対策
車内の騒音は、車輪とレールの接触、空力、車載機器、乗客の活動の四種類から生じます。どれが原因かを切り分けて初めて、発生源で抑えるのか、伝わりを遮るのかを決められます。
四種類の発生源
車輪とレールの接触で生じた振動は車体構造を伝わり、乗客に聞こえる騒音になります。速度が上がると、車両と空気の相互作用による空力騒音が顕著になり、先頭部や側面に乱流域ができます。空調や電気機器の運転でも騒音が出ます。乗客の会話、携帯電話の着信音、荷物の摩擦音も快適性に影響します。
発生源での対策
車輪とレールの材料と設計を最適化して振動を減らし、車両形状の改善で乱流域を小さくして空力騒音を減らし、機器の設計と運転状態を最適化して機器騒音を下げます。
伝わりを遮る
車両設計で遮音材を使い、とくに床と壁に制振材を使って、車輪とレールの接触騒音と空力騒音の伝わりを減らします。静音区画を設けるなど車内レイアウトを最適化して、乗客の活動騒音の影響を和らげます。