材料・部品・製品全体の根拠は別物
材料の数値、部品の試験体、製品全体や船全体の結果は異なる水準にあります。それぞれ固有の母材、温度、試験方法に対応し、互いの代わりにはなりません。
3つの水準
材料の数値は実験室の試験片や試験板によるもので、特定の母材、温度、試験方法に対応します。部品の試験体は、実際の板や部材に施工した後の試験です。製品全体や船全体の結果は、完成した設備や船舶の運転状態で測ったものです。
互いに代わりにならない理由
塗膜と板は一つの振動系を構成し、効果は母材、形状、取付条件に左右されます。材料の数値が良くても、部材に施工して同じ効果が出るとは限りません。部品の試験体の結果も、そのまま製品全体や船全体に当てはめることはできません。
資料の読み方
数値を見たら、まずどの水準のものか、どの母材・温度・試験方法に対応するかを確認します。
選定での使い方
まず材料資料で一次選定し、次に代表的な部品で試験体を比較し、最後に案件の要件に沿って製品全体または現場で検収します。各水準の結果は分けて記録し、分けて説明します。